福岡市の市立小学校で2008年度から、学校給食のパンなどの食べ残しを持ち帰ることを全面禁止しました。食品の安全管理の強化が目的だということです。一方で保護者や専門家からは、食育の観点から反対・疑問の声もあがっているということです。
福岡市教委によると、「持ち帰ったパンにカビが生えていた」など学校給食の持ち帰りの際の苦情・問い合わせも年に数件あったということです。一方で禁止措置を受けて「残った給食を捨てるのは、食べ物を粗末にすることになりもったいない」などの意見も出ています。
万が一の事故の際に、学校側の給食の調理方法に問題があるのか、それとも児童の保管方法に問題があったのか確定しにくいことで、学校側が慎重になっている措置であることが読みとれます。一方で専門家からは「食べ物が痛んでいないかどうか見極めるのも食育の一環」とする声もあがっています。
事故がないことにこしたことはないのですが、むしろ食育の観点からは食べ物を大切にする観点から考えた方が良いのではないかといえます。もちろんいろいろな考え方があり、一つの確定した答えが出るような性質のものではありませんが、個人的にはどちらかといえば、残した給食を持ち帰る際は保管方法に気を付けることや痛んでいないかどうかを見極めることなどの力を身につけさせるほうが重要なのではないかと感じます。
(参考)
◎給食持ち帰り全面禁止 本年度から福岡市立小146校(『西日本新聞』2008/5/15)
2008/05/16(金)
小学校給食持ち帰りを全面禁止:福岡市
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