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2008/04/30(水)

大阪府の教育改革案まとまる

 橋下徹・大阪府知事直轄のプロジェクトチームが、学校での放課後学習の実施・習熟度別学習の導入・いわゆる進学校の強化など、教育改革案をまとめたということです。

 放課後学習は、放課後や土曜日に学校施設を活用し、退職教員や大学生らボランティアが無料で勉強をみるシステムを想定しているということです。府教委は成績下位層の底上げを想定していることに対し、知事は上位層の伸張を想定しているということです。

 習熟度別学習は市町村・学校独自に導入しているところもありますが、府下のすべての公立小中学校に広げる方針です。

 いわゆる進学校の強化については、進学校と認知されている学校数校について、府内全域から受験できる進学コースを作り「進学実績」の向上を図るということです。

 橋下知事は「教育日本一」「子どもが笑う大阪」などを掲げています。キャッチフレーズだけをみればその通りでしょうが、具体的な中身が問題になってきます。橋下知事の施策で本当に「教育日本一」「子どもが笑う大阪」になるのかどうか、正直言って疑問に感じる点も多くあり、具体的な施策の中身をていねいにみていかなければならないでしょう。

 放課後学習については、まず通常の授業で成績底上げを図るような対策をおこなうことが先ではないかといえます。また習熟度別学習についてもメリットとデメリットがあり、導入にはていねいな検討が必要になってきます。
 またいわゆる進学校の強化については、大学を「受験難易度」で区切って、「有名大学・難関大学」と見なされている大学への進学者数の大小をそのまま「進学実績の大小」と見なすのは、俗物的な発想だといえます。「受験難易度」はきっちりと存在するようで細かくみれば根拠が曖昧なものですし、また重要なことは特定の大学への進学者数以前に生徒の自己実現です。受験至上主義的・「個を無視して全体の数値や平均点などに目を向ける」的な発想で進学校強化を図るというのは、決して良い結果をもたらさないでしょう。

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