一方で「いじめで不登校となり希死念慮の症状が出ていた生徒に対して『出席しないと進級できなくなる』などと圧力をかけるなど不適切な対応を繰り返し、心理的に追いつめて自殺に追い込んだ」「記者会見で自殺した生徒の名誉を傷つける発言を繰り返した」などとして殺人・名誉毀損の疑いで告訴されていた校長らは不起訴となりました。
事件は、加害者が逆に「いじめは事実無根。自殺した生徒の母親のでっち上げによる嫌がらせ」かのような主張をおこない、バレーボール部監督とその家族・バレーボール部員らが共同で、自殺した生徒の母親を逆告訴するという、前代未聞の逆切れでたらめ訴訟をおこなっています。訴訟の結論はまだ出ていない様子です。また加害者の擁護者ないしは便乗者と思われる者が、加害者側の筋書きに沿って被害者への中傷を系統的におこなっているという情報もあります。
しかし自殺した生徒へのいじめ・暴行があったことは刑事事件として認定されていて、上級生5人が自殺した生徒への暴行容疑で書類送検されているということです。今回家裁送致されたのは、いじめを中心的におこなっていた主犯格だということです。これでも「いじめは事実無根」「でっち上げ」などといえるのでしょうか。
校長らの不起訴処分については殺人容疑での立証は難しいかもしれませんが、少なくとも名誉毀損容疑での不起訴については疑問に思います。しかし、少なくとも加害者の家裁送致は当然でしょう。家裁での審理を通じて、いじめの事実関係が少しでも明らかにされるべきです。
〔当ブログ過去記事〕
- 丸子実業高校事件:ライブドアPJニュースで特集(2007/4/30)
- 学校事件・事故とマスコミ報道(2006/12/13)
- 報道された内容よりもさらに悪質だった:長野いじめ自殺・加害者の逆切れでたらめ訴訟(2006/11/9)
- 加害者の開き直りでたらめ提訴:長野いじめ自殺事件(2006/11/6)
- 長野いじめ自殺 母親が提訴(2006/3/10)
- 長野・いじめ自殺 自殺生徒の所属していた部活の保護者会の見解(2005/12/9)
〔参考資料〕
◎丸子実業高校生いじめ自殺事件(自殺生徒の母親の協力で支援者が作成しているサイト)



