フランスの世論調査によると、親がしつけ目的で子どもの尻をたたいて叱責することを禁じる法案が検討されていることに対し、有権者の82%が法制化に反対しているということです。
また「体罰」・しつけとしての尻たたきを容認する有権者は67%いたということです。
EU(欧州連合)は子どもへの「体罰」禁止法制化を加盟国に呼びかけ、27ヶ国中18ヶ国が関連項目を整備しています。フランスでも「『体罰』を受けて育った子どもは他人に攻撃的になる」として「体罰」禁止法案の提出を目指しているということです。
その一方で、有権者の世論が追いついていないことが浮き彫りになります。これは別にフランス独特の問題ではなく、日本でも似たような問題を抱えていますし、世界的にも似たような傾向が出ています。例えばニュージーランドでも、2009年8月の調査で、体罰禁止法に反対し「体罰」を容認する意見が8割を占めていました。
学術的には、教育学や心理学・医学などからは「体罰」は子どもの発達に有害という研究結果が示されています。一方で、一般的には学術研究の結果と世論が乖離している現状があり、学術研究の結果が浸透するまでにはしばらく時間がかかりそうです。
(参考)
◎仏で尻たたき禁止法制化にノン 世論調査で82%が(共同通信 2009/11/23)
2009/11/24(火)
尻たたき「体罰」禁止法制化反対82%:フランス世論調査
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