秋田県藤里町教育委員会は1月8日に会議を開き、2009年度の全国学力テストについて、現時点での不参加を全会一致で決定しました。
不参加の背景には、寺田典城・秋田県知事が全国学力テストの自治体別平均点を公表したことへの反発があります。各自治体の平均点を公表することで地域別の順位が付くため、成績が悪かった場合に子どもが傷つくなどという意見が出されました。また藤里町では小学校・中学校がそれぞれ1校ずつしかないため、町の平均点公表は学校の平均点を公表していることと同じことになります。これらのことから、自治体別成績公表がある場合は参加できないというという結論に達したということです。
そもそも平均点を公表しても学力向上には直結しません。逆に平均点を学力のすべてかのように錯覚し、一人一人の弱点把握などがないがしろにされ、テストの点数を上げるための狭い意味だけの「対策」に矮小化されるというのは、各地で実際に発生しています。
現行の全国学力テストのあり方自体に大きな問題があるとはいえますが、今回の藤里町のように「県知事が市町村別の成績を公表するのならば参加できない」という選択もありえるでしょう。
(当ブログ過去記事)
◎秋田県、全国学力テスト自治体別成績公表(2008/12/26)
2009/01/09(金)
秋田県藤里町が全国学力テスト不参加決定
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